「中古日本車の天国」ウラジオストクに波紋 政府が輸入車の税金引き上げ 「買えなくなる」市民不満
2025年12月27日 19:04(12月27日 19:07更新) 北海道新聞 ロシア・ウォッチ

ウラジオストク市内にある国内最大規模の中古車野外市場「グリーンコーナー」。ほとんどが日本車で、対ロ制裁で日本から輸出が禁じられているハイブリッド車なども見られた=12月2日
ロシア極東の玄関口となってきたウラジオストク。「中古日本車の天国」と呼ばれ、関連ビジネスが街に根付いてきたが、ロシア政府が12月から輸入車への税金を引き上げ、波紋が広がっている。価格高騰でウクライナ侵攻後も続いてきた日本車の輸入が減るとみられ、右ハンドルに慣れた住民からは不満の声が出ている。
そこは見渡す限り中古車で埋め尽くされていた。今月上旬、ウラジオストクの高台にある「グリーンコーナー」と呼ばれる野外中古車販売所。並んでいる約千台の車は、ほぼ全てが右ハンドルの日本車だった。窓ガラスには価格や年式、走行距離、売り主の連絡先が記され、コンパクトカーや商用車もあった。

「グリーンコーナー」で売られる日本車。フロントガラスに年式や走行距離などが書かれている=12月4日
車で約2800キロの道のりにある極東ザバイカル地方のチタから中古日本車を買うために夫婦で訪れた30代男性は「ここに来れば欲しい車が見つかる」と話した。周囲には日本の菓子や洗剤、ウイスキーが売られる「日本ショップ」が何軒も建っていた。

続く



